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お持ちのビルケンシュトックを履きやすくリメイク

base works高知のまわりでも 筍がニョキニョキ顔を出しはじめました。

地面を割ってぐんぐんと突き抜ける力強さ。

こちらまで元気になりそうです。

さて、今回は お持ちのビルケンシュトックの スリッポンサンダルの リメイクです。

ご存知の方も 多いかと思いますが、ビルケンシュトックは、ドイツ発の コンフォートシューズブランドです。

履きやすいサンダルを、と思って 購入したそうですが、

履いてみると ブカブカとして脱げてしまうそうです。

サイズ選びは合っていますが、もともとのビルケンシュトックの横幅が

ご本人にとってはとてもゆるく、靴の中で足が安定しない状態です。

生徒さんの足のサイズは

右 足長 24.8cm 足囲 23.8cm

左 足長 24.5cm 足囲 23.8cm

店頭で 靴を選ぶ時の サイズ目安の JIS規格 では、

右 C~D

左 D

という該当になり、とても細く 柔らかい質の足ですね。

もともと 店頭で売っている靴は Eや、EE、など、中〜 ゆったりサイズの品揃えが多いため、C~D などの細足の人に 合う靴を見つけるのは とっても困難です。

既存の アッパーを生かして、自分に合わせた木型に 吊り込み直すこともできますが、

ソールの傷みもなく 新品に近い状態でしたので、今回は フットペットの調整で

足に 合わせてゆくことにしました。

インソールを 中底の形に合わせます。

履いてみて、前足部に 緩みが感じられたので、素材を足してゆきます。

また、特に 左足の小指の付け根に タコがあり、負担が出ていたので、小指側への支えも 加えます。

グラインダーで 厚みの調整と 仕上げ削りを してゆきます。

仕上げは、滑りにくい スエードをはって

ブカブカだった靴が 足フィットしました。

こちらの ビルケンシュトックの サンダルは、以前の リメイク例です。

ご近所履きとして重宝していたそうですが、革の擦り切れや、ソールの消耗が出ていました。

コルクの中底のフットぺットだけを使って、フルリメイク。

革を 全てベジタブルタンニンレザーに変え、バックルも真鍮に、減っていたソールも交換し ました。

お気に入りで良く履いたけど、修理が必要な靴。

デザインは好きだけど、なんとなく履きにくく 靴箱の肥やしになっている靴。

ほんの少し手を加えれば、また あなたの足を支えてくれる靴に 生まれ変わるかもしれません。

履いていて古くなっても、足に合わせて履き心地を良くしたり、革を取り替えたり、アップグレードしながら色々楽しめます。

by base works Tomohiko Katsumi

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