靴と足と身体のための1分間
本日は外羽根のひも靴の注文靴、お渡しの日。
ついつい面倒になりがちな 靴ひもについてお話ししたいと思います。
足のカタチと靴のカタチが合っていても、靴ひもが緩いまま履いてしまうと
足を支える効果も少なくなってしまいます。
靴ひも・・・・・
ついつい ゆるめたまま 玄関でサッとつっかけて、そのまま一日過ごしてしまっていませんか?
靴ひもがしっかり結べていると、足と靴が一体化します。
足と靴が一体化すると、靴が軽く感じられ、
靴の中で 足が前に滑ったり ねじれたりしなくなり、安定します。
靴の中で足が安定すると、
つま先をしっかり引き上げて、かかとから地面に接地することができます。
(靴がゆるかったり、靴の中で足が前滑りしていると、かかとから接地しにくく、足の前足部に負担をかけてペンギンのようにペタペタ歩きになってしまいがちです)
つま先をしっかり引き上げて、かかとから地面に接地することができると、
歩く度に血流が良くなります。
まさに『足は第2の心臓』といわれているとおりです。
一日中、立ちっぱなしや座りっぱなしだと、血液は重力の影響で 足の方にたまり、
むくみやすくなります・・・
むくみは、心臓に戻るべき血液の流れが悪くなって起こりますが、
足に合う靴を履いて、
つま先をしっかり引き上げて、
かかとから 地面に接地して歩行をしていると、
足の筋肉の血管の伸縮運動が活発化し、ポンプの役割をしながら血流を促します!
普段 何気なく履いている靴、
もう一度、意識して靴紐を結んでみましょう!
まずは、靴紐を大げさなくらいに ガバッとゆるめて 履き口を大きく開きます。
足首から一番遠いひも穴までゆるめます。
靴ひもをゆるめないと、足を入れる時に かかとを踏んでしまったり、靴の型が 崩れやすくなります。
靴の型が崩れると 靴も長持ちしなくなり、足を支える靴の機能も減ってしまいます。
靴ひもをしっかり緩める。
意外と大事なポイントです!
靴べらを使って足入れします。
靴のかかとの型も崩れにくいので、靴も長持ちします。
靴が長持ちする・・・ということは
足が靴の中で安定している状態が続きます。
足が靴の中で安定している状態が続く、ということは、もちろん足も長持ちします!
かかとに合わせてトントンと足を戻します。
靴はかかとと甲で しっかりおさえて履きましょう!(足と靴の3部位支持)
かかとと甲が しっかりとまって安定している状態で、
つま先に ゆびをしっかり動かせる ゆとりがあることが大切です。(捨て寸)
足首から遠い紐穴から足首に向かって、靴ひもを順々にしっかり締めてゆきます。
靴紐がしまると足裏の縦アーチ(外側アーチ、内側アーチ)が安定し、
低下しがちな横アーチ(開張足)への負担を減らします。
特に、ゆびの付け根にタコができたり、外反母趾や内反小趾、ハンマートゥなどの
足の前足部のトラブルがある方は、しっかりひもを結ぶことをお勧めします。
靴ひもを締めてきちんと靴を履き、かかとから接地して
地面をしっかり蹴り出して 歩くことができました。
靴ひもは、長歩きしていると、足の動きが大きいほど、足のクセが強いほど、
ゆるみやすくなります。
長時間歩く日は、お昼休みや、休憩した時などに靴紐を緩みがないか
チェックしてみてくださいね。
足と靴の良い関係は、
自分の足への目くばり 気くばり ひも結び からですね。
ついつい 省略しがちな靴ひもを結ぶ時間。
いったいどのくらいの時間だろう?と思い 実際にはかってみました。
27秒でした。
結び慣れてない方でも 1分あれば、しっかり足に靴を添わせて
靴ひもを結べるのではないでしょうか?
玄関に 椅子を置いて、ゆったり腰掛けて、靴ひもを結ぶ 1分間。
靴と 足と 身体のための 1分間。
ぜひ取り入れてみてくださいね。
by base works Asako Katsumi